山口雅也『ステーションの奥の奥』は、叔父との楽しい夏休みを利用して、新築改装前の東京駅を自由研究にするはずだったが……、誰も通れないはずの封鎖地区で首切断死体を発見してしまう。素晴らしいシチュエーションが用意されていて、後味のよさは格別。好みでいえばミステリーランド中1位かも。ただ、言い切ってしまうのには微妙なところなんだけど、ギッリギリなところでアンフェアにならないバカミス。バカっつーよりマヌケが正しいんだけれども。
- 作者: 山口雅也
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/11/09
- メディア: 単行本
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