麻耶雄嵩 隻眼の少女

1985年、生き神スガル様を祀る山村で起こった、後継ぎの首切り殺人事件。その場に居合わせた学生・静馬は容疑をかけられるも、少女探偵・御陵みかげによって助けられる。本家に乗り込んだ彼らだったが、また事件は起こり……。
超ウルトラ古典的スタンダードなミステリだったのに『このミス』上位ってありえなくね? な展開も、終盤で理解させられる。それでも流石に『このミス』上位ってありえなくね? 派だったけど、某解説を読んでようやく納得。偏差値高めの1作で、新本格ミステリ以降の「本格ミステリとは何か?」ミステリにたじたじ。

隻眼の少女

隻眼の少女