結晶銀河 年刊日本SF傑作選 日下三蔵・大森望編

4選目となる、10年に発表された作品から14編を選んだ年刊日本SF傑作選。普段はミステリしか読まないので、こういったものを1冊でも読めると、評価云々ではなくただただ嬉しい。”基本的に僕にはわからない(わかろうともしない)”SFが多いのは確かではあるけど。格好よさを感じさせてくれる小川一水「アリマス王の愛した魔物」、幻想的でありながら楽しめる津原泰水「五色の舟」、幼女への愛と苦悩を書いた長谷敏司「allo, toi, toi」など、素敵な作品が読むことができた。第2回創元SF短編賞わかつきひかるが最後まで残っていたことに、驚きと嬉しさと複雑な気持ちがあった。これは読んでみたい。

結晶銀河 (年刊日本SF傑作選) (創元SF文庫)

結晶銀河 (年刊日本SF傑作選) (創元SF文庫)