小川一水 天冥の標2 救世群

西暦201X年、リゾート地のパラオで謎の疫病が発生した。国立感染症研究所の児玉圭伍と矢来華奈子は原因究明のために現地に降り立つが、悲惨な光景が待っていた。感染源不明。治療も間に合わず生き絶える患者たち。感染は一島で終わらず、世界的なパンデミックとなるが……。

2巻目はシリーズの根幹となる(?)疫病、現代の地球で発生したパンデミックを書く。パニック小説としてとても面白いし、1巻に登場したキーワードがタイミングよく登場するのでワクワクする。発生から混乱、対策とその先まで書くのがSFだなあ。これから宇宙に飛び出していくことを思うと、読み進められるか不安だ。

天冥の標? 救世群

天冥の標? 救世群