壇蜜 壇蜜日記

壇蜜の日常。撮影、収録。そして猫と魚とコンビニの日々。

Kindleでセールに入ったし買ってみるか、の結果「今年最高の収穫」になりました。壇蜜日記、是非読んでください。淡々としつつ、人の目を気にしつつ、とても気持ちのいいリズムで生活が書かれている。少しの合間に心地よく読めるエッセイが、とても嬉しい。続きを読もう。

壇蜜日記 (文春文庫)

壇蜜日記 (文春文庫)

フェルディナント・フォン・シーラッハ カールの降誕祭

日本人女性に恋をしてしまったパン屋の主人。見本のような生活を送ってきた裁判官。没落する貴族としてプライド高い母に育てられたカール。シーラッハから、3つのクリスマス・プレゼント。

そうそう、シーラッハはこういった作品が読みたかったんですよ。『犯罪』『罪悪』を思い出させてくれる、奇妙な物語と静かな読後感。シンプルでいてその一撃が強烈。Kindle版が安かったので、価格とボリューム合わせて超満足してしまった。

カールの降誕祭(クリスマス)

カールの降誕祭(クリスマス)

小泉喜美子 血の季節

その囚人は狂人か、それとも怪物なのか。人形を盗んだ幼女絞殺犯が語る、犯行までの生い立ちと甘美な思い出。戦時下の青年期、僕が出会った美しい兄妹と、その周辺で起こった不可解な死の真相とは。

復刊希望! 幻の名作ベストテン第2位だそうで、恩田陸が帯で「吸血鬼+サイコパス+警察小説」と全て書いてしまっている。読み応えはメフィスト賞前の講談社ノベルスみたいだったな。始終ぼんやりとした語り口と捜査で、最後に一気に真相に駆けつける……。これ名作古典といわれるあれじゃないですか。流石にどうなの。

血の季節 (宝島社文庫)

血の季節 (宝島社文庫)