森博嗣 彼女は一人で歩くのか? Does She Walk Alone?

人工細胞で作られた生命体「ウォーカロン」。人間と容易に識別ができない存在を巡り、研究者のハギリは巻き込まれていく。超長寿化社会で子孫を残さなくなったヒトの先とは。

森博嗣のWシリーズ全10巻、その1。完結したあと、朝日新聞の書評欄で紹介されていたので読んでみた。結局それかい! と、やっぱりそれな! がリフレインするシリーズ。読み通せるかな?

ほぼ日刊イトイ新聞 ほぼ日の怪談。

ウェブサイトほぼ日刊イトイ新聞で2004年から連載が続く『ほぼ日の怪談。』が文庫書籍化。読者からの体験談を120篇まで厳選し、恐怖から不思議なものまでを揃える。

kindleでさっと読めるのがよくて、通年で数冊怪談を読んでいる。やっぱりプロの語り口はすごいなと。ウェブ連載で時々読むならともかく、合宿で先輩たちから怪談を語られるのも、一夜の思い出であればいいけど……。表紙などのデザインはとてもよかったのに。『怪談狩り』『瞬殺怪談』などが面白いので是非。

ほぼ日の怪談。 (ほぼ日文庫)

ほぼ日の怪談。 (ほぼ日文庫)

乙一 かいじゅうタイムズ

乙一が2018年7月から10月までに西日本新聞に連載したエッセイ。全50回と書き下ろしを収録。

けっして明るくない青春時代を過ごした著者が地元への恩返しにと、高校の思いでや駅前のことをつらつらと書くエッセイ集。何より、同朋である不安を抱える人々に「なんとかなるよ」を伝える様子は、とても優しい。表紙から販売まで乙一が手がけ、書き下ろしはなろう系とユーチューバーが面白いよ! ってそれ書くこと? 乙一がオススメするならって、少し読んじゃったし(マンガ版だけど)。乙一の小説が読みたいんじゃあ。