小林めぐみ 食卓にビールを２

僕らが子供だった頃の科学の付録に「カブトガニ（＊）の幼虫」孵化セットってありませんでしたか？ 覚えている方がいれば情報交換をしたい。あれは本当にカブトガニなのか、それに幼虫という定義は間違いじゃないのか云々（中国では食用らしい）。そんなことを思い出させる、16歳の女子高生で人妻。旦那は信じてくれないけど、今日も宇宙人に会ったんですよ！ な小林めぐみ『食卓にビールを２』。今回は短編2本、中編1本を収録。この馬鹿さ加減を中編で読まされるのはちょっと厳しい。上記したセットみたいな、簡単銀河作成キットは面白いんだけど、物語としてはどうかなあ。どれだけ地球が窮地に追い込まれていたのかが読み込めなかったせいかしら？
（＊）海猫の棲む入り江の海猫さんと、悲喜劇名詞の白翁さんによって、カブトガニではなくカブトエビだと教えてもらいました。ちなみにこんなんです。グロくないっつっちゃー、グロくないけど、苦手な人はいそうです。情報などありがとう御座いました。
http://ikimono.ciao.jp/kabuebi/kabuebi.html

食卓にビールを〈2〉 (富士見ミステリー文庫)