日本経済新聞(日経新聞)で連載されていた貴志祐介「異形のまなざし 十選」で検索してくる方は何を求めて? と考え、一応ですが紹介されていた作品リストを作っておきます。個人蔵以外の作品に関しては、リンク先(美術館や書籍)がある作品には付け加えておきます。検索をすれば見れる画像はいくつかあります。
- 松村光秀「姿(自画像)」
- アンソール「仮面の中の自画像」(メナード美術館蔵)
- アルチンボルド「大気」
- ベクシンスキー「4.16.1983」(『Pan‐exotica』)
- ルドン「キュクロプス」(Kroller-Muller Museum)
- ジャン・デルヴィル「スチュアート・メリル夫人の肖像」
- 「鬼神」(京都国立博物館編『古面』)
- 「馬頭」(田辺三郎助『日本の面』)
- 鴨居玲「サイコロ」(ウッドワン美術館蔵)
- 「チェンストホーヴァの黒い聖母」(ポーランド・ヤスナグラ修道院)
それぞれの作品に自己解釈を書いていますが、それもまた面白い。そして恐い。絵画から得る印象だけでなく、そのバックボーンとなる経歴などにも触れている。全く謎でしかない姿の中に見出される合理性ほど、恐ろしいものはないのかもしれない。(2005年08月)
- 作者: 貴志祐介
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1998/12
- メディア: 文庫
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