一部で話題の稲葉深緑『銀盤の妖精達 〜蕾、淫華開く時〜』を読む。スポーツ系の「失敗、セックス、成功」の流れを組みながら、仲間の嫉妬や外国選手との交流などを交えてしまっているので、どうもエロが薄く見えてしまう。ある意味で物語が面白いという表現もできますが……。ヌくために使えなくても、酒の場で「こういう物語で、こんなキャラが登場して面白いよ!」と笑わせるために実際に使えたのは良かったのか。
『銀盤プリンセス』はシングルからペアへ変更することによって、パートナーとの交流を見せましたが、シングルではどうすれば良いのか。その点では良いプロトタイプを発見したと思っています。もっと基本的な形で抑えると面白くなったのでは。(2005年08月)
銀盤の妖精達―蕾、淫華(はな)開く時 (パンプキンオリジナル)
- 作者: 稲葉深緑
- 出版社/メーカー: イーグルパブリシング
- 発売日: 2005/07
- メディア: 新書
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