ジャック・カーリイ 髑髏の檻

凶悪犯の脱走事件が解決しないまま、束の間の休暇を得た刑事カーソンだったが、その先では連続殺人犯によるお宝死体探しが始まっていた。捜査に巻き込まれ、深みにはまっていくカーソンだったが、気づけば再び兄であり脱走中の殺人鬼ジェレミーに近づいていた……。
カーソン&ハリー・シリーズ第6弾。警察バディものが好きで、今も進行中ならこれとカール&アサドの特捜部Qが並ぶほど。気になるなら超最高心臓バクバク徹夜必須の傑作『ブラッド・ブラザー』まで頑張ってくれ(『毒蛇の園』も素晴らしい)! 相変わらずアメリカ現代史が抱え込んでいそうな闇を絶妙に創作していて、この読み応えとワクワク感がたまらん。ハリーの出番が少なかったのは今回とても残念だったが、次回以降を楽しみにしたい。それと翻訳されなかった1話は絶対してね!

髑髏の檻 (文春文庫)

髑髏の檻 (文春文庫)