ロバート・ベイリー ザ・プロフェッサー

フットボールの全米チャンピオンから敏腕弁護士、その経験を活かしてアラバマ大学ロースクールの名教授となったトム。順風満帆と覆われた人生は、妻の死、仲間の裏切り、膀胱ガンによって急降下する。そんな彼に、かつての恋人が助けを求めにきた。トラックとの衝突事故で娘夫婦と孫を亡くし、大手運送会社との裁判で真相を知りたいと依頼してきた。トムは新米弁護士リックに引継ぎ自身は故郷に戻るが、事件は異様な展開を見せていく……。

Twitterで熱いコメントが流れてきたので読んでみた。舞台の中心を法廷にして、被害者と絶対悪の戦いを書き、合間の展開で読者を揺さぶりにくる。ドラマチックさが魅力であると同時に、悪いところもドラマチックすぎるところと表現したくなるほど。シリーズものは続けて読まない主義だけど、あまりにも面白くて手にしてしまった。