道尾秀介 背の眼

写真に写った眼。心霊写真が原因で4人も自殺したのか。天狗による幼児誘拐事件が起こる村に小説家・道尾とその友人・真備が真相を明かしに行く道尾秀介『背の眼』。少しのホラーと骨太の本格。余談オチが多すぎて、もっと中心部に繋がってくれたらよかったのに。読んだのはハードカバー版で、最後に収録されている綾辻行人らの第5回ホラサス選評はその通りだなあ、という内容。

背の眼 (GENTOSHA NOVELS―幻冬舎推理叢書)

背の眼 (GENTOSHA NOVELS―幻冬舎推理叢書)