写真に写った眼。心霊写真が原因で4人も自殺したのか。天狗による幼児誘拐事件が起こる村に小説家・道尾とその友人・真備が真相を明かしに行く道尾秀介『背の眼』。少しのホラーと骨太の本格。余談オチが多すぎて、もっと中心部に繋がってくれたらよかったのに。読んだのはハードカバー版で、最後に収録されている綾辻行人らの第5回ホラサス選評はその通りだなあ、という内容。
- 作者: 道尾秀介
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2006/01
- メディア: 新書
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