『万葉集』から『雨月物語』に至る日本の代表的古典14篇を、それぞれの専門家が解説する。
タイトルまま、とても優しくかつ専門家が解説する岩波ジュニア新書にふさわしい1冊。それぞれ切り口がまったく異なるのがまた面白い。万葉集を都市文芸と解説し、平家物語は成り立ち全般だし(一番面白かったかも)、膨大な源氏物語は突っ込んで書いてもらいたかったかな。10年前、20年前の自分が、古典関連を読むようになっているとは思わなかっただろう。時間と変化を感じさせてくれた令和最初の感想だ。
- 作者: 岩波書店編集部
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1999/06/21
- メディア: 新書
- クリック: 2回
- この商品を含むブログ (4件) を見る