西田友広16テーマで知る 鎌倉武士の生活

平安時代後期から、鎌倉を中心とした新しい武家社会へ。人々はどのような生活をしていたのでしょうか。烏帽子は最低限の礼儀であったのか。山盛りのご飯を食べていたのはどうして? 戦に駆けつけた女性がいたことが資料からわかっています。住まいや武芸、恋愛事情まで、その時代に生きた人たちの姿を紹介します。

「鎌倉殿の13人」から平家物語にハマり、アニメと古川日出男の現代語訳、人形劇まで楽しむとは。しかしながら平安後期の時代背景、勢力や役職が理解できておらず、こういう解説本の登場は大歓迎。絵巻ものや日記を具体例に、当時の食事やファッション、ライフスタイルまでしっかりと理解できる。「鎌倉殿の13人」直近で、役職に固執する畠山に疑問があったが、本書の解説で納得できた。