あさのあつこ 10代の本棚 こんな本に出会いたい

10代だったあのころ。本に出会い、心を揺さぶられてきた少年少女。大人になった今、あの日々をふり返ってつづる言葉とは。あさのあつこをはじめ、様々な現場で活躍する著名人が「私と本の物語」を紹介する。

それぞれの著者の読書体験と思い出話しを通して本を紹介する、とても優しいブックガイド・エッセイ。「赤毛のアン」を取り上げる人が多く、やっぱり読み進めようと思うのであった。複数冊を取り上げる著者が多い中、学者の伊藤精英が「ゲド戦記」だけを語る「光とか影の世界に生きるぼく」が強い印象を残す。再読して氏が全盲だと気づく……。