嶺重慎 広瀬浩二郎 さわっておどろく! 点字・点図がひらく世界

視覚障害者は音、匂い、触って認識をしている。触ることで情報を伝えてくれる点字、点図。その作られた歴史と発展を説明する。

10代で全盲になり京都大学を経て研究者となった広瀬浩二郎と、天文学を学びながらボランティアを通して視覚障害に触れた嶺重慎による、点字・点図のガイダンス本。点字をまとめたルイ・ブライユや、社会活動に貢献したヘレン・ケラーを紹介しながら、視覚障害者たちの起こした波へと話題を展開していく。読書が好きな私が、もし見えなくなったら……と考えながら読んでしまった。