農耕や家畜飼育を始めてから1万年。牧畜を中心とした生活が西アジアで始まり、ミルクを搾取するようになった。ミルクからヨーグルトやチーズ、バターなど保存食が生まれ、ユーラシア各地で食文化が生まれていく。ミルクに魅了された人類学者が案内する、食文化の広がりとは。
丑年なので読んでみた。保存できないミルクから様々な発酵食品が作られている。ミルクを飲めるというのは、当たり前でないと気づかされる。地域によって工程が違ったり、どのような形で残すかに意味があり面白い。インドで食べた乳製品はどれも美味だったと思い出し、また行きたくなってしまった。