キャロリン・キーン『古時計の秘密』(の感想)は完全児童向け。すっきり読み終わりたいときに読むべし。小川一水『時砂の王』(の感想)はボツボツ。どうも僕のピントがあわない。今年最高峰は乙一『The Book ― jojo’s bizarre adventure 4th another day』(の感想)で、ぜひ4部を読んでから手にしてもらいたい(ああもう! あの伏線が!)。そして有栖川有栖の学生シリーズを一気に再読、『月光ゲーム ― Yの悲劇’88』(の感想)・『孤島パズル』(の感想)・『双頭の悪魔』(の感想)で満腹したところで、話題の『女王国の城』(の感想)がガッツリとした傑作。マジ来年本格ミステリ読まなくてもいいかもしんね、ぐらいの満足感。
古時計の秘密 (創元推理文庫) 時砂の王 (ハヤカワ文庫JA) The Book―jojo’s bizarre adventure 4th another day
月光ゲーム―Yの悲劇’88 (創元推理文庫) 孤島パズル (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書) 双頭の悪魔 (創元推理文庫) 女王国の城 (創元クライム・クラブ)