重要幹部を含む、内務大臣暗殺。要撃を主とするミリオポリス公安高機動隊MSSだったが、内部情報から崩れ始めようとしていた。特甲児童<妖精>たちに与えられた24時間。
<オイレンシュピーゲル>は白犬の心境が明確に書かれることによって、また<スプライトシュピーゲル>は個々が他人と触れ合うことを覚えることで、この3巻から物語が深みを得る。物語/世界/キャラクタが記号化されている中、スッと感情移入しやすくなるんだよね。冲方丁作品の魅力の1つがこの”タイミング”だと考えているんだけど、どうだろう。入り込ませる、盛り上げる、終わる、続きを気にさせる……を意識して再読してみようか。
スプライトシュピーゲル III いかづちの日と自由の朝 (3) (富士見ファンタジア文庫 136-10)
- 作者: 冲方丁,はいむらきよたか
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2007/11/01
- メディア: 文庫
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