舞城王太郎 煙か土か食い物

アメリカの救命外科医・奈津川四郎に悲しい情報が届いた。彼の母親が、連続主婦殴打生き埋め事件の被害者に? 復讐を心に、帰郷した四郎を待っていたのは強烈な過去だった……。
パリのブックオフで2ユーロだったので、ガッツリ楽しめる作品をと再読用に購入。個人的にジャンプ漫画的ノワール・ギャグ・サーガだと思っていて、「二郎が消えたようだな」「奴は四兄弟の中でも最強」「何時か殺しに帰ってくるんじゃないか」的な。スピード感など初独の強烈さは得られないものの、しかし何度読んでも楽しい1作だ。やはり隣にあった2作目も買えばよかった……。

煙か土か食い物 (講談社文庫)

煙か土か食い物 (講談社文庫)