ジャック・カーリイ キリング・ゲーム

上司に嫌われながらもコンビニ強盗の一件で表彰され、嫌々担当した臨時講師は人気もでて、少し有頂天で調子にのっているカーソン。一方、ルーマニアの心理実験で歪められた失敗作が、街で密かな復讐を始めた。
シリーズ最高の『ブラッドブラザー』に劣るのは仕方がないとしても、いつものシリーズが帰ってきてくれた充実感は間違いなくある。馴染めない組織、恒例の新しい恋、くだらないセリフまわし、大切な相棒。それに殺人鬼。なれ親しんだ世界観に、新しい刺激。トリックは盛りすぎでしょう(笑顔)。超満足だけど、シリーズを歯抜けで出すのはやめてほしいなあ。

キリング・ゲーム (文春文庫 カ 10-7)

キリング・ゲーム (文春文庫 カ 10-7)