麻耶雄嵩 貴族探偵

残された孫娘のために屋敷にやってきた婿候補の3人。離れで1人が殺されていると連絡があったので駆けつけると、3人が殺されていた「春の声」。首と両腕を切断されて殺されていた女には多くの目撃証言があったが、それでは誰も容疑者になり得ない「トリッチ・トラッチ・ポルカ」。使用人を従え、事件を解決する。人は彼を「貴族探偵」と呼ぶ。
ドラマ版でTwitterがにぎわっているので読んでみた。麻耶雄嵩は7年ぶりか。しかしメルカトル鮎シリーズは読まなきゃなあと思う(だけ)。捻りすぎたトリックが懐かしく、それどうなの⁉︎ と思うものもあるけど、「トリッチ・トラッチ・ポルカ」は状況を活かしたいいトリックだよね(そう思わない人もいるでしょうが)。

貴族探偵 (集英社文庫)

貴族探偵 (集英社文庫)