マイクル・コーニイ ハローサマー、グッドバイ

読み始めから、青少年の若々しさが伝わってくる訳文がたまんない。かつて避暑地で会った少女ブラウンアイズとの再開。子どもから大人へと背伸びをしたつもりでの冒険。そして世界の真実へ迫っていくぼく。途中何度も前書き「作者より」の一節を読み返すことになった。あまりにも印象的で、素晴らしかったので引用したい。

これは恋愛小説であり、戦争小説であり、SF小説であり、さらにもっとほかの多くのものでもある。

ハローサマー、グッドバイ (河出文庫)

ハローサマー、グッドバイ (河出文庫)