バリー・ライガ さよなら、シリアルキラー

父が殺した人間は100人を超えて、僕ことジャズに徹底的な英才教育を叩き込んだ。それでも親友と恋人さえいれば、最高の高校3年の生活が送れるはずだった。平和になったはずの街で、再び女性の全裸死体が発見される。これが連続殺人だと気づいたのはジャズ1人。協力的ではない警察を説得させるためにジャズは危険な賭けにでる。
アメリカのYA小説として人気を得たらしい青春ミステリ3部作。実在した猟奇殺人犯を凌駕する親父の存在感はまるで範馬勇次郎。これ本格刃牙ミステリだ(違う)! もうちょっと切れ味のあるトリックかと思ったんだけど印象はイマイチ。似たシチュエーションの先行作があるだけに難しいかな。でも、せっかくだから最後まで付き合ってみよう。

さよなら、シリアルキラー (創元推理文庫)

さよなら、シリアルキラー (創元推理文庫)