2011年3月11日、東日本大震災。宮城県石巻市の日本製紙石巻工場は津波に呑みこまれ、機能を完全に停止。日本の紙がなくなる危機感を胸に、苦しみの中で半年での復興を計画する。
印刷会社の先輩から薦められて読んでみた、日本製紙石巻工場の人々を追ったノンフィクション。納得の話題作。震災の一面がよく分かる記録だった。熱いサラリーマン列伝であり、紙の高品質が伝わってくる。漫画のまわし読みとか、図書館とか、これからどうなっていくんだろうと考えてしまった。また子どもたちが新しい共有方法を見つけていくんだろうな。
- 作者: 佐々涼子
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2014/06/20
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (32件) を見る