森博嗣 オメガ城の惨劇 SAIKAWA Sohei’s Last Case

孤島にあるオメガ城への招待に応じた6人の天才研究者と1人の雑誌記者。招待状にはマガタ・シキの名があり、サイカワ・ソウヘイも出席に応じた。執事も主催者を知らない中、和やかな晩餐がスタートする。その深夜、悲鳴で目が覚めた参加者たちは、異常な事態を知るが……。

S&Mシリーズから続くサイカワ・ソウヘイを巡る物語が完結(本当にそうなの?)。某ミステリーと概ね同じと気づいたのはともかく、ただただサイカワ・ソウヘイが話して動いているだけで嬉しい。懐かしいキャラクターが言葉の節々にも登場し、まるでディナーショーのような1冊だった。暦年のファンで集ってワイワイと話しをしたくなる面白さだった。