森博嗣 ブラッド・スクーパ

都を目指す旅の途中、ゼンは庄屋の警護を頼まれた。その家には竹の中から取れる、不老不死の薬となる“竹の石”が残されているという。その石は亡くなった師匠カシュウが見つけたものだという。村祭りを目前に、ゼンは依頼を聞くことにしたが……。

森博嗣の書く時代小説シリーズ2作目。今作は集団のコミュニケーションを通して力の意味に気づいていく。聡明な女性とのずれたやりとりは、森博嗣が「皆さん好きでしょ」と書いてくるやつ……。