菅野仁 友だち幻想

「みんな仲良く」と言われてきたけど、たまたま同じタイミングで集まった人たちが上手に繋がれる? 上手な距離感覚を磨いて、人間関係を見直す1冊。

ベースとなる村社会構造から近代化できず、人間関係は現代社会で大きな悲鳴を挙げることになった。しかも年代によってギャップがあるからなお大変。近づくことが好きな人もいれば、距離を測り続ける人もいる。「一緒にいれる人」と出会えたのは本当に幸せなんだ。「誰とも付き合わず、1人で生きる」こともできる。その上でどう「人と付き合っていく」かを、これからも考えていきたい。