湯澤規子 ウンコの教室 環境と社会の未来を考える

体から出たウンコは水に流されて終わってしまうのか。学校生活から始まるウンコと心の問題や、持続可能性のあるウンコを考える。再利用をテーマに衣食住・便、私たちとウンコの未来とは。

子どものウンコを処理しながら思うことがある。毎日ウンコするけど同じウンコは2度となく、流れてしまえばもう会えないイチウンコ一会なんだと。残された人生で快適なウンコ生活を送れるのか。いつかまた、ウンコを処理してもらう日がくるのだろうか。そうしてもらえるのだろうか……。ウンコ、永遠に考えられる。奥深いな……。

子どもが本書を見て「ウンコだ!」「……(確かにウンコのこと、何も知らないな)」と思い購入。処理・再利用までを考えるとウンコに未来が見えてくる! 学校での排泄問題を心理面から分析したり、ウンコに秘められた可能性を探ったり、驚きだらけであっという間に読んでしまった。本棚に残しておくので、いつか子どもたちが読んでくれれば。