水月昭道 子どもの道くさ 居住福祉ブックレット

子どもたちために安全な通学路の確保が問われる。だけど、本当に彼らのためになっているのだろうか。子どもたちの視点から見ることで、安全のあり方を問う。

近所の会社がメダカを飼っていて、学校帰りの子どもたちが立ち寄っていく様子を見て、寄り道したことを思い出した。私も小学校の帰り道、2匹の飼い犬と遊ぶために遠回りしたり、滑りやすい鉄板を探したりしたな。子どもの帰宅に同行し、大人が考える安全と、子どもたちに教えてあげるべき危険が違うことが見えてくる。彼らが伸びのびと安心して寄り道できる環境を支えてあげたい。