ジョセフ・ノックス トゥルー・クライム・ストーリー

マンチェスター大学学生寮から女性学生が消え、6年が経った。失踪事件の関係者にインタビューを進めるライターのイヴリンは、作家仲間のジェセフ・ノックスに助言を求めていた。調査が進むに連れ、イヴリンの身の回りで不審な出来事が起こり、遂には最悪の事態に……。

全編を通してインタビューとメディア記事、イヴリンとノックスのメールを交えて書かれるドキュメンタリー風ミステリー。個々の証言によって事実が塗り変わる物語は、分厚さを感じさせないリーダビリティがある。各書評はかなり好印象なのだが、正直なにが真相で正解なのか不安なまま読み終えてしまった。どなたか教えてください。