近未来ウィーン。人種・文化・技術・遺産が集結する国際都市ミリオポリス。警察部隊MPBに所属する3人の特甲児童たちは、それぞれの未来と過去を見つめようとしていた。しかし、またしてもプリンチップ社によるテロ事件が発生。世界を震撼させる加害者たち。都市に眠る数不明の爆弾。その裏には”彼女たちの記憶”が深く関わっていた……。物語の終わりは、ここから始まる。
Kindle版がセールだったので再読。ようやく! ようやく! 続きの連載が決まって何より! でも喜びませんよ、本当に始まるまでは! 2つの組織 / 物語『スプライトシュピーゲル』と『オイレンシュピーゲル』が1つに交差する”テスタメント・シュピーゲル”。複雑に交錯する伏線は、それぞれの思いや欲望のもとに、1本の糸に収束されていく。圧巻の戦闘シーンに、悲惨な近未来描写。それでも自分の、そして心を支えてくれる人のために戦う少女・少年たち。ここ数年、再読(多分5回目)しては年末ベストで挙げている両シリーズの最終章が開幕。何べん読み返しても熱くて面白いからチクショウ悔しい!
- 作者: 冲方丁
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
- 発売日: 2013/09/02
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
- 出版社/メーカー: Amazon
- 発売日: 2013/10/22
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログ (125件) を見る