シュピーゲル の検索結果:

石井光太 戦場の都市伝説

…人間石鹸、捕虜に語りかける少年……。 シュピーゲル再読の緊張感を一度緩めたかったので、軽く読める新書をと。淡々とした語り口と、その都市伝説、怪談が生まれた分析。似た事例を含めながら、つづられる戦場の一部分。アフリカ、中近東を中心に一風変わった怪談が読めるのも、本書の魅力だ。結局、シュピーゲルからはそんなに遠くなかった……。戦場の都市伝説 (幻冬舎新書)作者: 石井光太出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2012/09/28メディア: 新書この商品を含むブログ (3件) を見る

11年度読んでよかった本

…読をしている冲方丁のシュピーゲル・シリーズ。今年もテスタメント新刊はでなかったですね(笑顔)。いやでも、様々な独裁政権が崩壊していった2011年、裏ではプリンチップ社と妖精たちが戦っているのかと妄想が止まらなかった。 最後に本ではないけれど、一大暗殺譚ゲーム・シリーズ、アサシンクリード2三部作完結ありがとう! 青年デズモンドのDNAから祖先の記憶を再現し、暗殺者集団に属するアルタイル、イタリア貴族のエツィオ3部作を経て、ついに遂に両者の人生が完結する。アクションゲームとしての…

冲方丁 テスタメントシュピーゲル 1

…/ 物語『スプライトシュピーゲル』と『オイレンシュピーゲル』が1つに交差する……。複雑に交錯する伏線は、それぞれの思いや欲望のもとに、1本の糸に収束されていく。圧巻の戦闘シーンに、悲惨な近未来描写。それでも自分の、そして心を支えてくれる人のために戦う少女・少年たち。ここ3年ほど再読しては年末ベストで挙げている両シリーズの最終章。高度に発達した中二病が当にこれ。本当素晴らしいわ。表紙からして全3巻予定だろうから、次は『スプライトシュピーゲル』視点で完全に合流して、そして最終巻か…

10年度読んでよかった本

…の訪問で、大きく理解度が増したこと、ありがとうと言えたことが嬉しかった。 締めは冲方丁『スプライトシュピーゲル』と『オイレンシュピーゲル』の再読。自分の好きな物語と格好良さ全てがここに詰まっている。だからもう表現できないし、あまり薦めることもないだろう(傑作だよ)。エジプトのデモ騒動を見ていると本当面白いし、アメリカ介入の報道なんか「シュピーゲルだ!!」と思っちゃう。マジでリヒャルト叔父さんいるんじゃねえの? ともかく、なんか年内に新刊出たら、また再読してそうな気がする……。

須賀しのぶ 神の棘

…書かれている。冲方丁シュピーゲル>>シリーズの世界観は、その上に成り立っていたのかと分かること間違いない(ファンにお薦め)。神の棘 1 (ハヤカワ・ミステリワールド)作者: 須賀しのぶ出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2010/07/22メディア: 単行本 クリック: 17回この商品を含むブログ (15件) を見る神の棘 2 (ハヤカワ・ミステリワールド)作者: 須賀しのぶ出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2010/08/25メディア: 単行本購入: 1人 クリック:…

09年度読んでよかった本

…交差する『スプライトシュピーゲル』と『オイレンシュピーゲル』が1つに……。『テスタメントシュピーゲル』(感想)が開幕! 複雑に交錯する伏線は、それぞれの思いや欲望のもとに、1本の糸に収束されていく。圧巻の戦闘シーンに、悲惨な近未来描写。それでも自分の、そして心を支えてくれる人のために戦う少女・少年たち。来年から完結されていくであろう続きは、間違いなく面白いだろう。テスタメントシュピーゲル 1 (角川スニーカー文庫)作者:冲方 丁角川書店(角川グループパブリッシング)Amazo…

冲方丁 テスタメントシュピーゲル 1

…で盛り上げる電脳戦は当に圧巻の一言。2巻では書かれるであろう”妖精”たちの舞台が気になる終盤の盛り上がり。また複雑化する伏線のために、再読と一気読みをするしかない。最初から作られていたであろうプロット表は是非見てみたい。 テスタメントシュピーゲル 1 (角川スニーカー文庫)作者: 冲方丁,島田フミカネ出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)発売日: 2009/11/28メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 196回この商品を含むブログ (62件) を見る

08年度読んでよかった本

…交差する『スプライトシュピーゲルIV テンペスト』と『オイレンシュピーゲル肆 Wag The Dog』。シリーズ途中で読みとめていたが、「もう士郎正宗はいらない」の一言にマジでー! と反応したのがきっかけ。バトル、シリーズ、少年少女の青春、近未来SF、アニメのような格好よさが詰め込まれた作品。ボード・ゲームが好きな貴方は読んでー。ちなみにシリーズ序盤はスプライト派でしたが、3作目以降はオイレン派。白犬の心理描写が、僕の心を打って止まないのです。シリーズ続刊が出たさいは、是非と…

冲方丁 オイレンシュピーゲル 4

…盛り上げるねえ。同時刻の別事件を書いた『スプライトシュピーゲル 4』は傑作で、こちらと合わせることで見事なまでに面白さが引き出される。また、真相を知ってから再読することで、全く違う物語のように読めてしまうことも印象的だ。オイレンシュピーゲル肆 Wag The Dog (角川スニーカー文庫)作者: 冲方丁,白亜右月出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング発売日: 2008/05/01メディア: 文庫購入: 7人 クリック: 97回この商品を含むブログ (101件) を見る

冲方丁 スプライトシュピーゲル 4

…。 大変な傑作で、どこまでも旨みを噛みしめてやろうとスプライト4→オイレン4→スプライト4再読。これを書くまでに時間がかかってしまった。「もう士郎正宗はいらない。」ってマジでー! と、ここまでたどり着く意欲をいただけたことに感謝。スプライトシュピーゲルIV テンペスト (富士見ファンタジア文庫)作者: 冲方丁,はいむらきよたか出版社/メーカー: 富士見書房発売日: 2008/04/19メディア: 文庫購入: 7人 クリック: 197回この商品を含むブログ (114件) を見る

冲方丁 スプライトシュピーゲル 3

…4時間。 <オイレンシュピーゲル>は白犬の心境が明確に書かれることによって、また<スプライトシュピーゲル>は個々が他人と触れ合うことを覚えることで、この3巻から物語が深みを得る。物語/世界/キャラクタが記号化されている中、スッと感情移入しやすくなるんだよね。冲方丁作品の魅力の1つがこの”タイミング”だと考えているんだけど、どうだろう。入り込ませる、盛り上げる、終わる、続きを気にさせる……を意識して再読してみようか。スプライトシュピーゲル III いかづちの日と自由の朝 (3)…

冲方丁 オイレンシュピーゲル 3

…ルドゥック・スクランブル』になかったものを書き、あったところが達者になった。リメイクした結果、大変よくなった印象でもある。とまあ、スクランブルとベロシティ読んでいるのにシュピーゲル読んでないのはもったいないという話し。オイレンシュピーゲル 参 Blue Murder (3) (角川スニーカー文庫 200-3)作者: 冲方丁,白亜右月出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2007/11/01メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 35回この商品を含むブログ (96件) を見る

冲方丁 スプライトシュピーゲル 2

…自の味付けとなって、たまらん面白さだわ! とまあ今回、事件が合わさった中で、MVPは死にかけても全力で××するアイツで決まり。まるまる少年マンガ的だが、男の子読者なら熱くならないわけがない。スプライトシュピーゲル II Seven Angels Coming (2) (富士見ファンタジア文庫 136-9)作者: 冲方丁,はいむらきよたか出版社/メーカー: 富士見書房発売日: 2007/07メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 46回この商品を含むブログ (95件) を見る

冲方丁 オイレンシュピーゲル 2

………。 『スプライトシュピーゲル2』と合わせて読まないと、事件の全貌が大変わかりにくい事件なので、再読する価値は大いにある。キャラクタの表し方などをどう書き分けているかがよく見えてくるので、ここまでされると職人技だな、と驚かされる。スクランブル→ベロシティ→スクランブルでも、スクランブル自体がディムズデイル=ボイルドの話として読めてしまったように、天然なのかなんなのか、凄すぎる。オイレンシュピーゲル弐 FRAGILE!!/壊れもの注意!!(2) (角川スニーカー文庫 200-…

冲方丁 オイレンシュピーゲル 1

…走りぬく犬『オイレンシュピーゲル』。 4巻のために再読。『スプライトシュピーゲル』と同じ街、同じ敵を書いている(と書くと語弊を生むなあ)。形式や内容までもほぼ同じだが、2度も美味しく読ませてくれる。特攻・狙撃・遊撃それぞれを主役として過去も語られるが、その中でも、狙撃手の話はシンプルなまでに書かない。そして見せない。このことに意味がある、もっともトリッキーな一編に仕上がっている。オイレンシュピーゲル壱 Black&Red&White (1)(角川スニーカー文庫 200-1)作…

冲方丁 スプライトシュピーゲル 1

…交う妖精『スプライトシュピーゲル』。 えー、シリーズ4巻感想の殺し文句は読むしかないっしょ。とばかりに2巻あたりから放置していたので、あらためて再読。これ材料です、これから調理しますね! と張りきるエプロン姿の冲方丁を想像しながら読め、新シリーズ開幕を楽しませてくれる。想像する読書というのは、ここ最近覚えたことだけど、本当わくわくするよね。スプライトシュピーゲル I Butterfly&Dragonfly&Honeybee (1) (富士見ファンタジア文庫 136-8)作者:…

スカートの中はジーンズなんだぜ? ファイアボール第5,6話、OP違うんだ。 北方水滸伝の隙に冲方丁「オイレンシュピーゲル 」「スプライトシュピーゲル」を崩し中。 ベロシティの後にスクランブルは極上だったなあ。女の子の物語がおっさんの話で読めちゃうんだもの。

冲方丁 オイレンシュピーゲル 2

…いた冲方丁『オイレンシュピーゲル 2』を読む。ロシアの衛星がオーストリアに撃墜し、詰まれていた原子炉を狙って7つのテロ組織が動き出す、冲方が書く最高のジャンク小説。マルドゥック・シリーズほど読み応えはないものの、アウトプットされた断片が1つになっていく様は楽しませてくれる。同事件を書いた虫=スプライト版は7月末発売予定で、こちらもも楽しみオイレンシュピーゲル弐 FRAGILE!!/壊れもの注意!!(2) (角川スニーカー文庫 200-2)作者: 冲方丁,白亜右月出版社/メーカ…

冲方丁 スプライトシュピーゲル オイレンシュピーゲル (1)

…交う妖精『スプライトシュピーゲル』と、瞬時にして走りぬく犬『オイレンシュピーゲル』。 記号を使った冲方文体になれたら、この読書感はマジ気持ちいい。戦闘は山田風太郎の忍法帖、川上稔のOSAKA、そこにほどよく萌えが混じって、ドぎつい肢体破壊描写がまた加速させる。彼女たちの過去が強烈なのも、共感できなくてよいよい。 どちらから読んでもいいけど、お薦めしたいのは『スプライトシュピーゲル』から。寝る間を惜しませるジャンク小説ながら、その上手さを直視できる名連作短編シリーズ(しかも始ま…

冲方丁 マルドゥック・ヴェロシティ

…を読んでしまえば、『シュピーゲル』シリーズは「お乳でも吸ってろ」な離乳食みたいなもんだな。山風忍法帖にはないボリューム、つまりキャラクタにページを割いているのは今らしいのかな。マルドゥック・ヴェロシティ〈1〉 (ハヤカワ文庫JA)作者: 冲方丁出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2006/11/08メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 39回この商品を含むブログ (298件) を見るマルドゥック・ヴェロシティ 2 (ハヤカワ文庫JA)作者: 冲方丁出版社/メーカー: 早…

….html オイレンシュピーゲル弐 FRAGILE!!/壊れもの注意!!(2) (角川スニーカー文庫 200-2)作者: 冲方丁,白亜右月出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2007/05メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 38回この商品を含むブログ (120件) を見るhttp://h-moto.but.jp/2007/06/12-2018.html アドレス先に感想。加地尚武『福音の少年 魔法使いの弟子 ― Good News Boy』が1番のお薦め。続々と読めそ…

スプライトシュピーゲル I Butterfly&Dragonfly&Honeybee (1) (富士見ファンタジア文庫 136-8)作者: 冲方丁,はいむらきよたか出版社/メーカー: 富士見書房発売日: 2007/01メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 95回この商品を含むブログ (167件) を見るオイレンシュピーゲル壱 Black&Red&White (1)(角川スニーカー文庫 200-1)作者: 冲方丁,白亜右月出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2007/01…