07年度読んでよかった本

なんといってもこれ1冊で昨年分のミステリを楽しめたような気にさせてくれた有栖川有栖『女王国の城』。奇才・乙一が全ての引き出しを開けさらしてくれた『The Book ― jojo’s bizarre adventure 4th another day』は、ミステリ要素も多分に含まれているところに注目してほしい。00年度このミス6位と微妙な位置をとったキャロル・オコンネル『クリスマスに少女は還る』。読みやすいサスペンスと、監禁されている地下から脱出しようとする少女2人の悲劇が実におもしろい。僕好みの超絶オチが待っている……と書けばわかってもらえるだろうかニヤニヤ。