ジャック・ケッチャム 冬の子 短編傑作選

各所でジャック・ケッチャムの短編集が話題! ミステリーとサスペンス、暴力によるワンダーのバランスが好みそうなので読んでみた。女性同士の恋愛に、スリリングという名の突風が差しこむ「オリヴィア:独白」。話題の映画が見たくても見れない、読みも奇妙な物語テイストの「未見」。ニュージャージー州に吹く風の心地よさと同時に、不穏さを運んでくる家族の物語「母と娘」。不思議さではクリスマスプレゼントをテーマにした「箱」がトップ。この空気感を味わえただけでも本書の価値がある。